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デニス・ルヘインの紹介と最新刊「あなたを愛してから」の感想と黒猫が湯たんぽをフンコロガシする動画(#翻訳本 #ミステリ #推理小説 #活字中毒 #加賀山卓朗

小説に興味のない方は最下部へ、動画は最下部にあります。


@其の壱はデニス・ルヘインについて簡単に

ミレニアムなどと言って2000年問題が危惧されていたころ
デニス・ルヘインが華々しく登場(???)したわけだけど
昔懐かしいタイプの探偵小説でデビューしたのである。

パトリックとアンジ―というアイルランド系アメリカ人が主人公で
住んでいる場所がボストンの下町?なもんだから
本筋のミステリ以外の部分も興味深く描かれていて
(移民問題や人種差別・貧困・幼児虐待・DVなどなど)
人気の出たシリーズだったのである。

ロバート・B・パーカーのスペンサー シリーズを彷彿とさせる
というか、もろ意識して書いたんだろうけど
ブッバという武器商人のオタクというか危ない人物が
主人公二人の幼馴染で、都合よく武器を仕入れて来て
都合よく汚れ仕事を請け負い、合法じゃない方法で
事件を解決に導いていくという
都合の良い筋立て・ありえない話で物語は構成されているんだけど
そのありえない感を払拭するぐらい人物像系が良くて~
「もう、ココから離れてシリーズを読んだ方が良いよ」ってしか
言えん出来のシリーズである(爆。

で、ルヘインが凄いなと思ったのは、圧倒的な人気だったシリーズを
バッサリと切り捨て、「ミスティック・リバー(MYSTIC RIVER)」を発表した時かな。

映画化されているのでご存知の方も多いと思うんだけど・・・

作者が書きたいのはミステリだけじゃないんだと思い知ったというか
作品は普通小説、なんて言えばいいのかな。映画で例えるならドラマ系で
これ一冊で間口の広い書き手であることを立証して見せたんだよね。

この後、立て続けに単発小説を発表したんだけど
どれも当たりの作品で、その中でも特に印象に残っているのが
加賀山卓朗氏訳の・・・

もうね、これは推理小説からはすっかり卒業(?)した作品で
加賀山氏の訳の良さも相まって上下巻を一気読みしたのを
鮮明に覚えている。




管理人が過去に書いていたhp内のデニス・ルヘイン感想ページ←ここに詳しく書いてきているので興味のある方は飛んでいただいて、これ以降は新刊の感想を。



一人称単数、主人公の女性の目線で語られる
3部構成?の作品。(私には2部構成に思えたんだけど)

プロローグで35歳の主人公レイチェルは夫を撃ち殺すんだけど
そこから過去に戻り~
1部2部はレイチェルの生い立ちと生い立ちに纏わる謎が描かれている。

母親は成功した作家兼大学教授なんだけど性格に難のある破綻者(?)で
父親はレイチェルが幼い頃に家を飛び出したまま。

でね、母親に「私のお父さんのことを教えて」と娘が頼んでも
母親はかたくなに「あなたのためにならない」と
名前さえ教えないわけ。

レイチェルは記憶に残っている父親の名前「ジェイムズ」だけを頼りに
母親の事故死の後、遺産を使って探偵に捜索を頼もうとするんだけど
その探偵から「ジェイムズという名前だけで探そうなんて無茶過ぎる。
止めた方が良い。悪い探偵に有り金を搾り取られるだけだ」と言われ
捜索を諦めるわけ。

だけど、母親の遺した遺品の中に父に繋がる何かがあるんじゃないかと
調べ続けた結果、レイチェルは父を探し当てるんだけど
その父から知らされたのは驚愕の事実で・・・というのが1部。

レイチェルは、生い立ちの影響なのか精神が不安定な女性で
折角掴んだリポーターの仕事の生放送中に取り乱し
「メルトダウン」してしまい
仕事はクビになり、アル中の広場恐怖症に。

そして旦那とは離婚という転落の人生を歩むんだけど
一発逆転の相手と出逢うわけ。

それがカナダの金持ちの御曹司で・・・という展開で
私的には1部2部だけで終わってもよかったんじゃないかと思うんだけど
これさ、ルヘインはドラマで脚本を書くことを前提に書いたんじゃないかって
気がしたんだよね。

旦那を撃ち殺して1部が終わり(シリーズ1)続きはシリーズ2へという(爆。





まぁ、感想で突っ込み過ぎた感はあるけど、とにかく面白いので読んでみてね。

最後に、訳者の加賀山卓朗氏に拍手を送りたい。

相変わらず句読点の位置が心地よいというか「私ならここに打つな」って
場所にピタっピタッっと読点があるので
酔いしれたまま読み進み
100p以降は読点のことなど頭から抜け落ちて読み進めた。
(肌に合わない訳者の時は読点が不快で(?)1行を何度も繰り返し読んでしまう)






@其の弐

この「レイチェル」という名前が暗示的だと思ったんだよね。

なぜかというと・・・

エミリー・ブラント主演の映画。

アルコールで大失敗をして、旦那も仕事も家も信用も失った
悲劇的な主人公がレイチェルだったから。

レイチェルって、か弱い女性っぽいイメージの名前なんだろうか?。


小説も出ているんだけど、訳者さんがね・・・で(ヲイ)読んでないわけ。

講談社さん~こういう女性が主人公の作品でも
訳者を女性に限定する必要ないと思うんですよ。

加賀山さんも女性目線の一人称を巧く訳すし、鈴木恵さんなんかも合うんじゃなかろうかと。





@其の参

↑の本、佐世保の往復で読み終えたんである。

今回、実はシャトルバス以外の高速バスに乗るのは初めてで
それで驚いたんだけど、バスって電車と違って静かでいいね。

アナウンスなんて殆どないし(ノンストップ号に乗った)
話す人もほぼいないし(みんな寝てるかスマホ)
快調に読み進んで、これは次回から近場ならバス旅だなと感動した。

JRはアナウンスが多過ぎるよ。



オマケの動画。




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COMMENT

すっごいね。いっぱい見たんだね。
最近はどこにも行けません。
ちょっと不自由なもので。(⌒-⌒; )
長距離バスって快適なんだね〜🎵🎵なるほど❣️

猫ちゃが湯たんぽを転がすのは、
下のあったかい場所に寝っ転がりたいのかな(o^^o)

| まじょ | 2019/03/26 18:13 | URL | ≫ EDIT















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